
神奈川県警が無能とネットで話題になってますね…
「また警察が動かなかったのか」
そんな声がSNSで広がったのが、川崎市で発生した“バッグ遺体事件”。
ストーカー被害を繰り返し訴えていたにもかかわらず、神奈川県警は「事件性なし」として取り合わず。
結果、若い女性が命を落とすという最悪の結末を迎えました。
なぜ警察は動かなかったのか?
神奈川県警が“無能”とまで言われる背景には、深刻な問題が潜んでいます。
この記事では事件の全貌と警察の対応を時系列で整理しつつ、見逃されたSOSの重さを徹底検証します。
神奈川県警はなぜ無能と言われる川崎バッグ遺体事件とは?
初めに今回の事件の内容を紹介していきます。
【川崎バッグ遺体に関する経過まとめ】
引用元:日テレNEWS
- 2024年6月13日
岡崎さんが「彼氏(白井)と喧嘩」と通報。帰宅遅れが原因で口論になり、別れを考えていると述べたため、祖母宅に避難。- 7月5日
再度トラブルがあり、岡崎さんは白井との別れを決意。双方で話し合い、交際終了。事態沈静化のため警察の対応終了。- 9月20日
岡崎さんの父から「元彼に暴行された」と通報。岡崎さんは、殴打や刃物で脅されたと説明。警察が被害届を受理し、双方を聴取。- 10月29日
岡崎さんが白井と復縁。「話を大げさにした」「刃物はなかった」と被害届を取り下げ。交際継続。- 10月30日
姉から「妹が無理やり連れ出された」と通報。岡崎さんは後に「事実と違う」と説明。交際継続の状態が続いていたため、警察は継続対応。- 11月5日・10日
岡崎さんから暴力被害の通報。父親からも「娘がいない」と通報があったが、後に復縁していることが判明。- 11月22日
岡崎さんの復縁を父親が確認。防犯指導の上、9月からの対応を終了。- 12月9日
岡崎さんが「白井が家の周囲をうろついている」と警察に連絡。警察は注意を提案するが、岡崎さんは「今は連絡しないで」と拒否。- 12月10日
「白井に自転車を盗まれた」との通報。岡崎さんは「逮捕してほしい」と主張するも、警察は事実確認と被害届提出を求めた。岡崎さんは「もういい」と通話終了。- 12月11〜12日
短い通話で盗難について連絡あり。12日には「白井が家の周辺にいるので怖い」と通報があり、パトロール実施も不審者発見に至らず。- 12月16日〜19日
自転車被害届の手続き・修正に関する連絡。19日夜には生活安全課員の所在確認の電話。警察は「日中に改めて」と案内。- 12月20日
生活安全課員に再度連絡を試みるも不在。岡崎さんは「あとで連絡する」と言って電話終了。同日、祖母宛に「少し出かける」とSNSメッセージを最後に消息不明。- 12月22日
祖母から「自宅のガラスが割られている」と通報。岡崎さんが帰宅していないことから、警察は白井の自宅を訪問し確認。白井は所在不明について明確な説明なし。- 12月23日
父が行方不明届を提出。警察は関係先を再確認し、以降も携帯の位置情報や知人への聞き取りなどの捜索活動を継続。- 2025年1月16日
白井の自宅と敷地内を再確認。任意の調査のため、詳細な確認はできず。- 2025年4月8日
白井の所在不明が判明。母親の話では「海外に行った」との情報があり、確認を進める。- 4月28日・30日
ストーカー規制法違反容疑で捜索差し押さえ令状を取得し、白井の自宅を捜索。
事件の概要と現場の状況
2025年4月30日、神奈川県川崎市の多摩川沿いで、スーツケースに入った女性の遺体が発見されました。
発見現場は人通りが少ない川沿いの遊歩道で、異臭に気づいた通行人が通報したことで事件が明らかになりました。
警察は当初、事件性を慎重に見極めていたものの、遺体の状況から「他殺の可能性が高い」と判断しました。
次に、遺体の身元やバッグの中の状態について詳しく見ていきましょう。
発見された女性とバッグの状態
バッグの中から見つかったのは、岡崎彩咲陽(おかざき・あさひ)さん(20)。


バッグは大人一人がすっぽり入るほどの大きさで、遺体は膝を抱えるような姿勢で入れられていました。
また、バッグのファスナーは外側からしっかりと閉められており、明らかに第三者の関与が疑われました。
警察は防犯カメラの映像などから、バッグを運んだ人物の特定を進め、後に元交際相手の白井秀征さんを逮捕しています。
ここからは、岡崎さんと元交際相手の白井秀征さんとの関係について掘り下げていきます。
被害者・岡崎彩咲陽と元交際相手(白井秀征)の関係
二人の出会いと関係の崩壊
岡崎さんと元交際相手の白井秀征さんは、SNSを通じて知り合い交際をスタート。
しかし、交際中から男性の束縛が激しく、次第に関係は悪化していきました。
別れ話を持ち出すと、彼は「別れるなら死ぬ」「会わないと職場に行く」といった脅迫めいた発言をするようになったそうです。
岡崎さんは恐怖を感じ、距離を取ろうとしましたが、男性は執拗にLINEを送りつけたり、家の近くをうろついたりするように。
その後、家族とともに警察に相談するも、残念ながら真剣に取り合ってもらえなかったのです。
このような不安を、家族はずっと感じていたといいます。
また白石さんとその母親のLINEのやりとりからも母親も関与している可能性があるともなっています。


被害者の家族が抱えていた不安
岡崎さんの母親は、娘の異変をいち早く察知していました。
「最近、元彼がしつこい」「また家の前にいたかもしれない」といった不安を彩咲陽さんが漏らしていたからです。
何度も警察に相談に行きましたが、「証拠がないと対応できない」「現行犯でないと難しい」という回答に終始。
「娘が危険な目にあっているのに、何もしてくれないのか…」という無力感を抱えていたそうです。
その不安が現実のものとなってしまったことに、ご家族は深い怒りと後悔を語っています。
ここで注目されているのが、神奈川県警の“無能”とされる対応です。
なぜ神奈川県警は“無能”と批判されているのか
被害者の訴えは何度も無視されていた
今回の事件を受けて、世間からもっとも強く批判されているのが、神奈川県警の対応です。
実は、岡崎さんとその家族は、事件が起きる前から何度も警察に助けを求めていたんです。
2025年4月20日にも母親が川崎臨港署に出向き、相談をしていました。
しかし、対応は「様子を見るように」と言われただけ。
結果的に、その10日後に娘は遺体として発見されてしまいます。
それでは警察は、どう説明しているのでしょうか?
“事件性なし”の判断と警察の説明
神奈川県警は「ストーカー規制法に該当しなかったため警告はできなかった」と説明。
でも、LINEでのしつこい連絡や家への執着行動があった以上、「事件性なし」という判断は疑問視されています。
さらに、警察内での相談情報の共有が不十分だったことも発覚。
「また神奈川県警か…」という声がネット上にあふれたのも、無理はありません。
続いて、世間やSNSでの反応を見ていきましょう。
警察対応に対する世間とSNSの怒りの声
家族による警察署前の抗議活動
岡崎彩咲陽さんの家族は、川崎臨港署前で抗議活動を行いました。
母親は「何度も相談したのに、なぜ守ってくれなかったのか」と涙ながらに訴え、ニュースでも大きく取り上げられました。
その訴えは「命が奪われてからでは遅い」と社会に強く警鐘を鳴らすものでした。
この声はSNSでも急速に拡散され、全国的な議論へと広がっています。
では、SNS上ではどんな意見が寄せられているのでしょうか?
「なぜ守れなかったのか」SNSで広がる声
X(旧Twitter)では、「#神奈川県警」「#岡崎彩咲陽さん」などのハッシュタグが急上昇。
「被害者が相談していたのに、なぜ無視した?」
「また神奈川県警かよ。何人殺されればいいの?」
「警察の“仕事してますポーズ”にうんざり」
といった怒りの声が飛び交いました。
一部では、「自分も過去に警察に相談しても無視された」という体験談も投稿されており、警察不信の声はさらに広がっています。
では最後に、この記事で私たちが学ぶべきことをまとめます。
まとめ
今回の事件で明らかになったのは、被害者の命を守るべき仕組みが、いかに機能していなかったかという現実ですよね。
神奈川県警に対する「無能」という声は、何度も訴えがあったにも関わらず、有効な対応がされなかった事実に基づいています。
岡崎彩咲陽さんの死を、ただの“事件”として片付けてはいけないと思います。
「なぜこうなったのか」「何を変えるべきか」を、私たち一人ひとりが考えるべき時がきたとも思います。
被害者を責めるのではなく、同じような悲劇を繰り返さないために、声を上げていくことが大切ですよね。
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